あの頃 未来を語れば
いつもそれは “私たち”の未来
Someday, we will...
思い描く予想図には いつもふたりがいた
だけど今 未来を思えば
今のこれは“私だけ”の未来
Someday I will...
思い描く予想図には あなたの姿がない

あんなに一杯あった、“あなたを感じさせるもの”。
今はもう、ポストカードが1枚だけ。
郵送されたものじゃない、未使用の、なにも書いてないポストカード。
あなたが好きだという写真家が撮った写真を、ポストカードに加工したもの。
「特にこの写真が好き」と言って、個展の会場であなたが買ってくれたもの。
写真立てにいれて飾ったそれだけが、今も私の部屋に残っているの。
連絡を取り合わなくなったわけじゃなかった。
「恋人」ではなくなったけども、「理解者」で「友人」の関係は続いていた。
だけど、遠く離れた街で過ごすようになり、連絡を取り合う回数は、だんだん減っていった。最近は年賀状と、年に数度思い出したように来るメールくらいしかない。
「恋人」だったあの頃、たわいもないことを山のように話した。毎日のように。
離れてしまうと、たわいもないことではメールが出来なくなって。就職をしたとか、引っ越しをしたとか、メールアドレスが変わったとか。節目や連絡しなくちゃいけないことがある時にだけ、連絡を取るようになった。
日常生活は、お互いの存在無しで進んでいって。
いつしかそんな毎日にも慣れてしまった。
充実した生活をしてないわけじゃないの。
お互いの夢のためにと言って別れた私たち。
“私たち”って、一緒に未来を描くのは無理だとわかって、離れた私たち。
お互い夢を叶えたのだもの。充実してないなんて、言わせないよね?
私がそうであるように、あなたも。
胸を張って「頑張っている」と言えるでしょう?
だけど、だけどね。
最近私は。無性にあなたと話したくなる。
職場であった、たわいもない出来事を
通りすがりの公園で、私の好きな花が咲いていたことを
風の心地よさを
海の青さを
月の輝きを
あのころの様に。
あの頃 未来を語れば
いつもそれは “私たち”の未来
Someday, we will...
思い描く予想図には いつもふたりがいた
だけど今 未来を思えば……
Photo by grateful days
17771カウントをゲットした、ごんたさんによるリクエストです。
指定キリ番は17777でしたが、このカウントの方の申告がありませんでしたので、近くで申告のあったごんたさんにリクエスト権を認定いたしました。
さて、今回ごんたさんからいただいたリクエストは、今までとちょっとかわっております。
以下の3つの中から1つの方法を選択し、何か1本作ってください。
(小説、詩、なんでも結構です。文章でなくてもいいです)
(1)「童話」を作ってください。テーマは問いません。
(2)あなたの好きな楽曲の中から1つ選び、その曲からinspireされた
物語を書いてください。
(3)添付した2つの画像のどちらか一つを選び、それからinspiration
したものを書いてください。(※ grateful daysさんの写真2枚添付)
この中から、(3)を選択して、書かせていただきました。
作品に合わせて画像を加工しましたので、実はこちらにかなり時間をとられてます(苦笑)
いつもですと、テキストファイルをメールで送って、HTMLファイルの作成は受け取った側で、ということにしているのですが。今回はHTMLファイルの作成まで、私がやらせていただきました。
画像まで合わせてひとつの作品として味わっていただければ、と思っております。
以下、恒例四方山話。ネタバレになりますので、読後にどうぞ☆
画像は、トンネルの中の写真です。このオレンジ色の光、どこかせつなくなりませんか?
私、この色がとても苦手だった時期があるんですよ。なんでだかわかんないけど、なんとなく怖くて。なので、長いトンネルを通るときにぎゅっと目をとじていました(苦笑)
今は、懐かしさとか、切なさを感じます。あと、道路の流れで「遠く離れるもの」をイメージ。そんなところから話を組み立てました。
選択した課題は(3)ですが、あるイミ(2)も混ざった作品になりました。タイトルは某バンドの曲の歌詞からいただいてますので。ちなみに読みとしては「さむでい、あい
うぃる」と私は読んでます。打ち消し線を使うためには、HTMLかワープロソフト使わないとダメなんですよね。そんな事もあって、加工までやらせていただきました。
英文の表記方法(日本語の「……」にあたるものが英語で「...」良いか、がわからなくて、貴霧沙那嬢に、手助けしていただきました。沙那さんありがとう。